株式会社今井技巧

 


<TOPICS>
・何をしている会社なの?

・工場の様子

・インターンシップ実習について

・今井社長の声

 

 

〇何をしている会社なの??
①金型磨き
②溶接

①金型磨きからみていきましょう!

そもそも「金型」って…?

たい焼きをつくるとき、鯛の型に生地を流し込みますよね?

その鯛の「型」と同じです!

スプーン、フォークのような金属製品だけでなく、お箸ケースや、自動車のスピードメーターのカバー、プラスチックのアイススプーンなどなど、プラスチック製品も型があるから、形ができあがり、精度よく、大量に作ることができるんです!

 

型なら磨く必要ないでしょ… そう思いませんでしたか?

なんと!この金型をピカピカに磨いたからこそ、
そのピカピカがそのまま写されてこのように光っているんです!

青い丸(磨いたもの)の方は、蛍光灯がはっきりと映っていますが、

赤い丸(磨いていないもの)の方は、映るはずの蛍光灯が映りません!

もし金型を磨かなかった場合、リモコンの輝きをつくることはできません!

 

 

ゲーム機ばかりではありません!

 

 

これは、車の運転席にあるスピードメーターのカバーです。

透明で奥の事務所にあるカレンダーが見えていますね。

金型の「面」を「鏡」のようになるまで磨く、

「鏡面仕上げ」を施すことにより、

その磨きが写されてプラスチックもピカピカになり、

向こう側が見えるようになるんです。

この磨きの仕事がもしなかったら・・・

スピードメーターも、ガソリンのメーターもすべてぼやけてしまい、

とても危険です!

 

このように鏡のようになるまで磨くことも可能で、お客様のさまざまな需要に応じています!

 

 

②続いては溶接です!

溶接とは、金属を高温で溶かして接合する工程です。

しかし、今井技巧さんの溶接は、金属と金属とを接合する溶接ではありません!

その名も「肉盛」溶接です!

肉=金属のことで、「金属を盛る」、つまり、欠損部分に金属を足していく工程のことです。

なぜこの工程が必要なのでしょうか。

金型は、「角」が命です。角がピシッとしない(=「だれる」と言います。)と、金型を上下から合わせることができず、流し込んだプラスチックの樹脂がはみ出てしまいます。

 

たい焼きであれば、はみ出した部分もおいしいですが・・・

製品の一部分がはみ出ると、きれいな形にならず、でこぼこしたものになってしまいます。

 

このお箸ケースは、きれいなカーブになっておらず、

触ってみると盛り上がったカーブになっていました。

 

これが、そのお箸ケースの金型です。

この型の角がだれていることが原因で、きれいなカーブではなくなってしまったのです。

 


この髪の毛とほぼ同じほどの太さ(0.1ミリ)の本当に細い金属を


このように顕微鏡で見ながら、対象の箇所に細い金属をあててレーザーにより溶かし、金属を盛ります。

そして、盛った部分の金属を磨いて仕上げ、本来あるべき、しっかりとした角をもつ金型に直され、きれいなかたちの製品ができあがります。

①溶接(動画)※まぶしい箇所がありますが、ご注意ください。

②溶接作業(動画)

 

 

ここでは、細い金属を溶かし、金属と金属の隙間を埋めています。

その繊細な仕事の様子に驚き、開いた口が塞がりませんでした(笑)

もしお箸ケースではなく、プラスチックのお箸やスプーンそのものであったとしたら・・・
はみ出した部分によって口の中を傷つけてしまいます。

製品の美しさ、お客様の安心、安全を守るために、
金型磨き、肉盛溶接はとても大切です。

 

〇工場の様子

 

簡単に磨くことができない形状のところは、この機械で超音波振動を与え、磨きやすくします!

歯医者さんの道具みたいです!

 

 

 

 

 

 

これは、細い金属を肉盛溶接の技術で接合し、作り上げた恐竜です!

1円玉の方が大きく見えます!
本当にすごい技術です!!

 

 

 

 

 

 

顕微鏡の中を見せてくださいました!肉眼ではわかりにくい細かなところまで磨いていて、まさに職人技だと感じました。その技術が製品の美しさ、安全を支えています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんは、工場と聞いて、「汚れている」というイメージを持ちませんか?

窓ガラスがピカピカで、鏡のように人影が映っていますね。
床にもほこり1つありませんでした。
塵やほこりは、磨きの工程にとって、最大の敵です!
わずか3マイクロメートル(=0.003ミリメートル)のほこりでも、気づかずにそれといっしょに磨いてしまうと、せっかく作り上げた金型に傷をつけてしまい、それまでの工程を台無しにしてしまいます・・・

毎日、仕事開始1時間前から、お掃除や窓ふきをして、きれいな環境を保っています!毎日きれいに保っているため、年末の大掃除はありません!
お客様の笑顔のため、よいものを提供するため、1つ1つの仕事を丁寧に、大切に行うという今井技巧さんのこだわりを感じました!

 

 

〇インターンシップ実習について
研磨や肉盛溶接の仕事、清掃活動のすべてを体験することができます。今年も長岡工業高等専門学校の学生さんのインターンシップ実習を受け入れました。

実習生からは、私と同じように、溶接や研磨の技術について「知らなかった!」、「すごい!」という声が聞かれました。

みなさんもインターンシップ実習をしてみませんか?

<求める人材>
・性格がきっちりしている人
・真面目な人
・1つのことに熱中、集中できる人

 

 

〇今井社長の声

Q. 仕事をしていて、どのようなところにやりがいを感じますか?
今井技巧で扱う仕事は、磨きと肉盛溶接なので、それらを経て完成された製品を見る機会があまりありません。
しかし、私たちの技術を求めて、はるばる沖縄から金型を送ってくださったり、その出来栄えに感動して、完成品を持参して私たちの元へ訪問してくださったりするお客様もいます。そのようなお客様の笑顔や自分たちが製造にかかわった製品を実際に見たときにやりがいを感じます。

 

Q. 仕事をしていて、つらいと思ったことは何ですか?
仕事には段階がありますが、自分がたどりつきたいところにストレートでいくことができるとは限らず、近道があったのに遠回りをしてしまったということや、うまく段階を踏んできていたのに、最後の最後に失敗してしまうということがあります。そのようなときにつらいと感じます。
つらさもありますが

「自分本位の仕事はしない」

「お客様が喜ぶ仕事をすること」

を目指して、今日も仕事に取り組んでいます。

 

 

<取材者の感想>
写真からもお分かりのように、細かく、小さな仕事が多い会社です。でもその仕事を怠ってしまうと、協力工場が製造したものが台無しになってしまいます。1つの物ができあがる中の1過程を担っているからこそ、その過程を大切にし、会社の座右の銘にあるように「一所懸命」に仕事に取り組んでいる様子が伝わってきて、感動しました!

この感動が、少しでもみなさんに伝わっていると嬉しいです!

 


今井会長(左)と今井社長(右)です!

お忙しい中、お仕事について、冗談を交えながら楽しく、丁寧に教えてくださり、また人生についても教えてくださいました!

本当に楽しかったです!ありがとうございました。

 

 


 

【企業情報】
株式会社今井技巧
〒959-0215 新潟県燕市吉田下中野411-3
TEL: 0256-92-8686
Mail: imai72@nifty.com
HP:http://imai.n-city.net/