【学生の声】「東京で燕を広げる人」を紹介するパンフレット制作。燕のことを知ると同時に、自分も大きく成長できた。

武蔵野大学 5期コピーライティングゼミ(発展FS コピーライティングプログラム)
経営学部経営学科3年
鹿志村綾

対面×オンラインの新しい活動。

武蔵野大学コピーライティングゼミ5期生の鹿志村です。今回、つばめいとさんのご協力のもと、16ページのパンフレットを制作しました。このパンフレットは、「東京で、燕製品を広めるお仕事をされている方」にスポットライトを当てたものです。3つの燕企業を紹介するとともに、仕事をする上でのやりがいや面白さなど、お客様に届けるために働く方たちのインタビュー原稿などを載せています。コンンセプトやテーマを固めるところから始まり、完成まで約4か月かかりました。

新型コロナウイルスの影響で燕市に行くことが難しくなってしまったため、対面とオンラインを組み合わせたものへ切り替えて活動を行いました。対面では、ゼミ生3名が東京にある燕企業(玉川堂 銀座店、SUSgallery 青山本店、新越ワークス 東京営業所)へそれぞれ行き、2~3時間ほどの取材をさせていただきました。一方オンラインでは、つばめいとさんと打ち合わせをし、取材協力をしてくださった燕企業の生産工場・オフィスを中継していただきました。

燕のいいものを、東京で届ける人がいる。

パンフレットの想定読者は、首都圏に進学している燕近隣出身の大学生や、過去のインターンシップなどで燕企業と触れたことのある大学生。燕企業はものづくりで有名ですが、それを「使う人へ届ける仕事」があるという気づきを提供する冊子となるよう制作しました。「東京にいても燕に関わる仕事があるんだ」という発見に繋がってくれたら嬉しいです。タイトルは「TSUBAMEETOKYO(ツバミートウキョウ)」。「燕(TSUBAME)と東京(TOKYO)が出会う(MEET)」という意味を込めてこのタイトルにしました。

初めて「取材現場に足を運ぶ楽しさ」を味わえた。

この活動で一番嬉しかったことは、初めて対面で取材ができたということです。私は2年間コピーライティングゼミに所属し、いくつか取材を経験してきたのですがコロナの影響もあり、すべての取材がオンラインでした。そのため、今回の取材前はいつも以上に緊張していたのですが、私が担当した新越ワークスさんは温かく迎えてくださいました。取材が始まると仕事について熱心にお話してくださり、オンライン以上に相手の熱量や、お人柄が伝わってくることを実感しました。他にも、商品を見せてもらったり、オフィスの雰囲気を肌で感じることができたりと、画面越しではない取材は私にとって、とても新鮮な時間でした。

大学生活の中で、実践的な学びが一番多かった時間。

パンフレット制作期間はとにかく忙しく、締め切りに追われるなど慌ただしい日々でしたが、今改めて振り返ってみると自分にとって大きく成長できた期間であったと感じています。燕のものづくりの歴史について、燕製品を届ける人について、パンフレットを完成させるまでの流れについて、目的をもって文章を書くことの大切さについてなど、ここには書ききれないほど多くのことを、実践的に学ぶことができました。このような機会を作ってくださったつばめいとさんをはじめ、お忙しい中取材に協力してくださった玉川堂さん、SUSさん、新越ワークスさんそして、「燕旅 in Tokyo」のコーナーで取材させていただいた表参道ネスパスさん、燕三条bit 銀座店さん、ラーメン潤 蒲田店さん本当にありがとうございました。ここでの貴重な経験を活かせるよう、日々努力をしていきたいと思います。