【はたらくひとインタビュー】アベキン 石山さん

入社の理由はプロダクトデザイン・設計に携われて、しかもこんなにかっこいい。

燕市で活躍する先輩インタビュー

お話をうかがった先輩:石山さん

(株式会社アベキン 2016年4月入社  設計)

【ある日のスケジュール】

7:30出勤
7:50朝礼・ラジオ体操
8:00始業・タスク確認
9:00設計作業
12:00昼食
13:00製造現場との打ち合わせ
17:00退勤

アベキンに就職したきっかけは?

学生時代は美術系の大学に入学し、金属の工芸について学んでいました。工業系の高校でも美術が楽しかったし、大学でも工芸を専攻していて、自分の手で作品を作り上げている時間に楽しさを感じます。デッサン(2D)を立体(3D)に変える仕事がやりたいなぁとふんわり感じていました。

就職活動が始まって、「新潟県内の製造業」の仕事を探していて、キャリアの担当教員からアベキンを紹介されました。企業見学にも行って、飾られてあるアベキン製造の家具や什器を見て、「高そう…」と思ったことを覚えています。

プロダクトデザイン、設計に携われる仕事で、しかもこんなにかっこいいのを見たら、自分でもやってみたいな、という気持ちになって、入社に至りました。

どんなふうに働いていますか?

入社すぐ、アベキンにある組み立ての現場で1~2年作業をしていました。その後、阿部製作所(アベキンがM&Aをした会社)で金型製造に従事し、現在は再びアベキンに戻り、設計・プロダクトデザインの部署で仕事をしています。

現在の主な作業は、お客様から届いた商品や自社製品の図面を、各製造担当者に指示を出すための設計を行っています。まだ、経験も浅く、わからないこともあるので、現場に行って技術者の方に質問したり、設計の先輩に聞いたりすることもあります。

設計をする時には、依頼に対してどこまで近づくことができるか、また、どうすれば現場がやりやすくなるか、に気を付けて設計をします。入社してからの現場での仕事で、自分の会社はどうゆうものを作れるのかを学んできたので、それが活きています。

設計の仕事は、経験の多さが非常に重要になので、自分より経験の多い先輩にはやっぱり憧れますね。事務所で隣に座っている先輩は、自分より後に会社に入ってきたんですけど、前職での経験が豊富なので、聞けばなんでもこたえてくれるんです。この先輩には頼ってますね。

その先輩とは、たまに一緒に飲んでは、愚痴も含め、色々な話をしています。

最近は後輩も増えてきました。若手の社員がわからなくて悩んでいたり、それでも頑張っていたりする姿を見てると「なつかしいなー」と新人の頃の自分を思い出しますね。

プライベートでは大学時代からやっているシルバーアクセサリーの制作をしています。先日、友人に指輪をプレゼントしたらすごい喜んでくれて、嬉しかったですね。今でも自分の手で何かを作っていくという作業は変わらずに好きなんです。

今後の目標は?

入社してから今まではとにかく仕事や製造について知らなければならないことを網羅するように学んでいたので、割と「広く浅い」経験と知識を身に着いてきたかな、と感じています。今後はもう1歩深く、何かの分野を掘り下げられたらいいな、と思っています。

自分の描いた図面が、現実に作り上げられていく工程に魅力を感じます。その工程がよりスムーズに、より不良を少なく実行できるものを考えられるようになりたいですね。

いつの頃も、ものが出来上がる瞬間に喜びを感じている石山さん。学生時代にやっていた自分の思うがままの制作が、アベキンではお客様への依頼に応える仕事に変わる。それでも石山さんは変わらずに真剣に向き合っており、その姿はとても魅力的でした。